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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読みました

https://w.ebookstore.sony.jp/item/LT000157805001389543/

科学的情報から得られる手がかりを元に、少しずつ謎を解き明かしたりコミュニケーションを試みたりするという、文章で表現するとなんだか地味な説明になりますが、本を読み進める面白さを持った物語でした。

この読み味はジェイムズ・P・ホーガンの星を継ぐものをちょっと思い出します。星を継ぐものは過去を推測するような物語ですが、こちらは現在進行形で進む物語。物語の進み方はだいぶ異なります。

ただ、どちらも科学知識を使って手がかりを得て、問題に挑むという姿は(やや地味目という点も)似ています。

劇中はドラマチックに物語が進むのではなく、比較的小さな話が繋がっている感じですので、なかなか読むのを止めるタイミングが難しくて、結局上・下巻とも一気に読んでしまいました。

ExcelとMIDI制御といった組み合わせが出てきてちょっと親密度向上したり。