だいぶ前になりますが「OPUS 地球計画」を遊びました。
https://store.steampowered.com/app/457680/OPUS/
あらすじ
銀河暦 160000 年、人類は何世紀にもわたり宇宙を放浪し、地球はその存在すら疑われる神話上での故郷となっていた。長期に渡りDNAの改変を続けて来た人類は、今滅亡の危機にあった。DNA上に存在する欠陥を修復する唯一の方法、それは地球に存在するであろう人類の元始DNAを見つける事。 全人類からの希望を託された宇宙船が「地球計画」と呼ばれる長い旅に出発する。
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SIGONO(https://www.sigono.com/) が制作するゲームの第一弾となります。
ジャンルの大枠としてはアドベンチャーゲームで物語を読み進めていくのですが、主要な操作(このゲームで言うと地球探し)をプレイヤーが行います。こういった操作が挟まれてしまうと物語の足枷になってしまいそうですが、このゲームでは敢えて操作させることで物語を体験させるようになっています。
素朴だけど充分なビジュアル
ゲーム画面はかなり素朴に見えますが、プレイヤーが眺め続ける事になる宇宙空間の映像は充分に美しく、説得力があります。
あまり語らない物語
あらすじから連なる世界観やプレイヤーが置かれた状況を受け入れられているなら、最後まで遊べば感動までいかずとも共感は出来るでしょう。
ただ、物語としての主題はしっかりと描ききれてはいるのですが、物語の細部や登場人物達のその後ははっきりとは描かれていません。この作風は二作目、三作目においても継承されています。
OPUSシリーズは総じてレビューのスコアも高くて物語も高評価と受け取られる事が多いのですが、この語らない部分によってプレイヤーの受け取り方もかなりかわってしまいます。
物語を好意的に受け取る、あるいは語られたままを額面通りに受け取れれば良いのですが、人によっては悲観的な想像をしてしまう可能性があります。
ですので、良い物語というのを「大団円」「ハッピーエンド」として考えている場合、結末に不満、あるいは消化不良感を覚えるかもしれません。
それでも遊んでよかったと思える内容
このゲームを切っ掛けに次回作も遊んでみようと思ったのは、やはり作風が気に入ったからというのが最大の理由です。