Unity Package形式な配布物のライセンス

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主にVRChat向けにBOOTH等で提供されている3Dモデルを眺めていて、ちょっと気になった点がありました。

これはもしかしたら、VRChatやUnityのコミュニティにおいては解決済みな問題で、VRChatを始めたばかりの自分が知らないだけかもしれません。

ファイル形式とライセンスと想定利用範囲

3Dモデルは作成しているソフトウェアによって様々な形式があります。これは無数にありますが、今回の話題に限定すると以下の二つの形式が多い様です。

  • .unitypackage形式 … 複数のファイルを一つにまとめるために、Unity社が開発したファイル形式。
  • .fbx形式 … 3Dオーサリング向けにAutodesk社が開発したファイル形式。

VRChatにデータを持ち込む場合はUnityを使用するため、VRChatを想定したデータであればほぼ.unitypackage形式で提供されています。そしてデータによっては、加工や異なる環境(例えばUnreal Engine)に取り込んでの用途を想定して .fbx形式が同梱されているという場合もあります。

データの作成者がどの様な意図で配布しているかは、添付文書に記載されている場合や特定のライセンス体系(Creative CommonsVN3 License)を採用している場合があります。

作成者によっては非常に緩いライセンスを適用しており、利用する側としてはありがたいのですが、配布形式が.unitypackage形式のみとなっている場合です。

気になっているというのがここで、いくつかの解釈が可能です。

  1. 改変自由の範囲をVRChat(Unity)内であると想定して、意図的に.unitypackage形式にしている。
  2. 改変自由の範囲をVRChat(Unity)外もありえると想定しているが、意図的に.unitypackage形式にしている。
  3. よく判らずに.unitypackage形式にしている。

上のパターンでは、Unity内で利用する分には問題ないのですが、例えばUnrealEngineで利用したいと思ったり、Blenderに読み込んでアニメーションさせようとした場合、1番目と3番目の例では作成者が意図していない利用用途となってしまう可能性があります。

それから、個人的に気になるのは.unitypackage形式そのもの。Unityを使用すれば.unitypackage形式のファイルを読み書きすることが出来るのですが、Unityを解さずに使用する事は可能なのかどうかです。

これについては、Unity Technologyが仕様を公開していない場合は、厳密に見ると問題がありそうな気がします。(Unity Asset Storeを想定した、パッケージライセンスというのはありますが、BOOTHで入手する.unitypackage形式のファイルはどうみても対象外です)

https://unity3d.com/legal/licenses/Unity_Package_Distribution_License

自分が気にしすぎなのかもしれませんが、作成者側を優先すると、別途.fbx形式のファイルが同梱されていない場合は、VRChat(Unity)内でのみの利用という事に留めておくことにしました。